• 第44代理事長 河合 厚典 / 理事長所信
  • 第44代理事長 河合 厚典  
  • スラッシュ
  •  理事長所信

【はじめに】
 郡上は好きですか?私はこの郡上が大好きです。だからこそ郡上青年会議所に所属して運動を行っています。昭和51年4月18日に設立された社団法人郡上青年会議所は、本年で44年目を迎えます。「明るい豊かな社会」の実現という理想を掲げ、このまちをよりよくしたいという熱い情熱が我々郡上青年会議所の原点であり、長い年月の間脈々と受け継がれています。この熱い情熱は、郡上が大好きだからこそ、郡上に誇りを持ちこのまちを思い突き進んできたものであり、我々もその情熱を受け継ぎ、そして引き継いで行かなければいけません。しかしその情熱を受け継ぎ、持っていても見ているだけではこのまちを良くしていくことはできません。まずはこのまちを思い行動を起こすことが重要です。綿密に計画を立て、議論を交わし事業を展開していくことで結果は後からついてきます。時には失敗することもあるかもしれません。失敗することは、行動を起こすからこその結果であり、その経験がさらに人を成長させ、さらに良い事業を展開していくことができるでしょう。何事もやればできます。失敗を恐れず、思い切り事業に取り組んでいく事が最も重要だと考えます。「明るい豊かな社会」の実現という理想に近づくことや、地域をより良くしていくことは決して簡単なことではありませんが、この青年会議所の会員が力を合わせ、やる気になれば何事でもできると信じております。郡上市民、郡上青年会議所会員であることに誇りを持ち、この地域に必要とされるために真剣に向き合い、議論を重ね、仲間と共に誠心誠意運動を展開していくことが、この地域のより良い未来を創っていくことと信じ、この一年の一歩を踏み出していきます。
 
【郡上の誇りを感じるまちづくり】
 まちづくり事業を行うに当たり課題を挙げるとすれば、人口減少や、少子高齢化等様々な課題があると思いますが、その課題を挙げるよりも先に、まずその土地に住む人々がその土地の魅力を感じ、誇りや自信を持つことが重要だと考えます。誇りや自信を持っていなければまちづくり事業に本気で取り組むはずがありません。郡上に誇りを持ち、このまちに住んでいてよかったと感じている市民はどれぐらいいるでしょうか。我々の行うまちづくりとは、そう感じる市民を一人でも多く増やすことにあります。郡上には、外から見れば羨ましいほどの魅力で溢れかえっています。その多くの魅力に気づき、郡上に誇りを持つ人が増えることで、郡上のためを思い、郡上をよりよくするために考えることになります。そこから我々も含めた市民一人ひとりが、地域の抱える問題に対して当事者意識を持ち、主体的にまちづくりに取り組むことが重要なのではないかと考えます。
また郡上の魅力を考えるにあたり、郡上市の取り巻く環境を見てみますと、郡上市では市の活性化をめざし、各地の都市と各般にわたる分野での交流を行っています。郡上市の友好交流都市のひとつである三重県志摩市とは、青年会議所においても姉妹JCとして調印しております。郡上市・志摩市友好都市提携協定書の一文には、「岐阜県郡上市と三重県志摩市は、『山』と『海』の自然環境の違いをいかしながら、両市民の交流を通して友好親善が促進され、さらなる友情と信頼が深まり相互の発展が長く持続することを念願し、協定を締結する。」と書かれています。郡上市民だからこそ志摩市民の人々と触れ合うことができる場があります。これも郡上市の魅力として伝えていかなければなりません。
郡上青年会議所では、郡上市の魅力に気づいてもらうため、また再確認していただくために、これまで発信してきた数々の事業のなかで培われてきた経験に新たな感性を加え、いま取り組む必要がある課題と向き合い、郡上青年会議所が行うべき2019年度のまちづくり事業を展開してまいります。
 
【郡上の誇りを胸に刻む青少年育成】
 全国的に若い世代の都市部への人口流出が増加しています。それはこの郡上市においても同じことが起きています。子ども達は、就学や就労のため、郡上を離れていくことが多く見受けられます。郡上市の年齢別人口推移の統計を見ますと、一度郡上を離れた人は、半数以上はそのまま郡上市に戻ってきていません。具体的な数字では、昭和55年0~4歳の人口が3510人、その子たちが20~24歳になった平成12年には1708人に減ります。30~34歳になった平成22年は2144人と推移しており、単純に1800人が外へ行き戻ってきたのが400人余りという統計になります。他の年代を見ても同じ現象が起きています。現代社会で生活する上での利便性や、雇用情勢等様々の要因がありますが、その中の一つの要因として、やはり子ども達もまた、自分の生まれ育った郡上に誇りを持てていないのではないかと考えます。郡上に魅力を感じ、誇りを持っていれば、自ずと郡上に戻ってきてくれるのではないでしょうか。そのためには、郡上の魅力について伝えていかなければなりません。我々が郡上に誇りを持ち、郡上を愛しているからこそ伝えられることがあるはずです。郡上に生まれた子ども達は、郡上市の財産であり、このまちを担っていく人材です。その子ども達に郡上を少しでも好きになり、将来郡上市に住みたいと思っていただけるよう事業を展開してまいります。そして、郡上の魅力を伝え郷土愛を育むだけでなく、心身の成長を見守り、さらに成長できる場を提供しなければなりません。子ども達は、幼少期には好奇心旺盛で何事にも興味を持ち積極的に挑戦していたことでしょう。しかし成長する中で、失敗することや、自己主張をすることを恥ずかしいと思うようになり、一歩踏み出す勇気が失われ、その結果失敗しないことが目的となっているのではないでしょうか。目的を明確にし、「為せば成る」の精神で失敗を恐れず何事にも挑戦することの大切さを伝えていくことで、さらなる心身の成長につなげていただけるよう運動を展開してまいります。
 
【誇りあるJAYCEEの育成】
 近年の郡上青年会議所では、多くの経験豊富な先輩諸氏がご卒業され、経験年数の浅いメンバーも増えてまいりました。この様な中で、先輩諸氏が受け継いできた熱い情熱を我々も引き継ぎ、この43年間の青年会議所運動を継続し、これまで以上の事業を展開していかなければなりません。そして、地域を牽引する青年会議所の一員として、または青年経済人として、地域からも必要とされる人財となるために、メンバー一人ひとりの成長が不可欠であると考えます。我々がJAYCEEとしての誇りを持ち、地域の未来を担い自分自身が率先して行動できるリーダーとしての自覚や知識を身に付けると共に、地域が抱える問題・課題の本質を捉えられる能力を身に付ける必要があります。JAYCEEとしての誇りや情熱を厳しくご指導いただいた先輩諸氏はもういません。我々はJAYCEEとして今一度襟元をただす必要があると考えます。JAYCEEとして、青年経済人として責任と自覚を持ち、何事にも能動的に行動できるリーダーとなるべく青年会議所という学び舎で得られる多くの機会に意義を見出し、何事にも全力で挑戦してまいります。
 
【全員で取り組む会員拡大】
 個人がどんなに理想や野望を掲げたとしても、組織として活動を行わなければ実現には至りません。全国的に会員減少が叫ばれていますが、郡上青年会議所でも深刻な課題です。今まで先輩諸氏が繋いできた熱い情熱を次世代に繋げるためには、同じ志を持つ会員を増やさなければいけません。会員を増やすために何をすべきか、答えはありません。まずは我々が郡上青年会議所会員としての誇りを持ち、青年会議所の魅力を伝えていくことができれば会員増強に繋がることは十分に考えられます。その魅力を理解するには、積極的な参加をもって様々な機会を自らの手で掴んでいくことが重要であり、その結果、魅力あふれる人物になれると確信しています。青年会議所メンバーであることの誇りと自信をもって今までの経験を活かしながら会員全員で会員拡大に取り組んでまいります。
 
【円滑な総務運営・広報活動】
 盤石な組織運営が無ければ、我々の運動も効果的には行うことができません。そのためには、決められたルールやスケジュールに則り、会議を通してしっかりとした事前準備をしたうえで組織を運営していかなければなりません。会員減少や在籍年数の浅い会員が多くなってきている現状において、今一度ルールの順守を徹底し、起こりうる問題課題に対し適宜正確な判断をしていく力を身につけることも必要となります。我々が常にこれからも強い組織であり続けるためには、コンプライアンスの徹底を図りながら力強い組織を未来へつなげていきます。
そして、我々の運動、地域への思いを形にして発信するためには、各委員会と密に連携をとり、強固な組織として横のつながりを構築し、さらなる発展を図るために、積極的かつ迅速に情報を共有、発信することが重要です。我々の行っている運動を広く知って貰うことは、運動の効果を広げることとなりますし、地域に必要とされる団体として認知されることにも繋がります。そのためにホームページやSNSを活用した情報発信を行います。
また、青年会議所運動は郡上市内にとどまらず、日本青年会議所、東海地区協議会、岐阜ブロック協議会とそれぞれの組織があり様々な事業を行っています。それらの事業に参加するためには、円滑な事務連絡が不可欠です。特に本年度郡上青年会議所では、わんぱく相撲岐阜ブロック大会の主管、岐阜ブロック大会2019の主管と岐阜ブロック協議会においても重要な担いがあります。それらを確実に間違いのないよう取りまとめるためにも、日頃から日本青年会議所、東海地区協議会、岐阜ブロック協議会との連携を積極的に行ってまいります。
  
【結びに】
 青年会議所では、事業やそれを行うための会議、セミナーなどで多くの時間を費やします。先にも述べましたが、「明るい豊かな社会」の実現を目指し情熱を燃やすことは、簡単なことではありません。少なからず何かを犠牲にしていることは間違いありません。青年会議所に入っていなければ、愛する家族の為、従業員の為、そして自分の為に時間が使えたかもしれません。そこにはきっと多くの喜びがあったことでしょう。しかし、我々は貴重な青年期に、青年会議所の活動をすることを選択しました。家族や恋人と触れ合う多くの時間や、従業員と肩を寄せ合い仕事に費やす時間の一部を、青年会議所活動に充てることを自分自身で選んだのです。多くの方々と過ごす貴重な時間を、青年会議所運動においてどう使うべきなのか、支えてくださる人々にどう還元すべきなのか、会員の皆様には今一度深く考えて頂きたいです。大好きな郡上を、日本を、「明るい豊かな社会」の実現をする為に、どんな些細なことでも真剣に向き合い、そして真摯にやり通すことこそが、青年会議所運動に邁進する私たちの使命です。郡上青年会議所の運動に誇りを持ち、仲間を信じ、自らを磨き、郡上の誇りを胸に抱き、覚悟をもって共に突き進んでまいりましょう。
 
≪基本方針≫
・魅力ある郡上を感じるまちづくり
・郡上の誇りを胸に刻む青少年育成
・誇りあるJAYCEEの育成
・全員で取り組む会員拡大
・円滑な総務運営・広報活動
・日本青年会議所、東海地区協議会、岐阜ブロック協議会との連携